前回の工事請負契約から、物事が加速度的に進んできました。まずは土地の地目変更と名義変更が控えているのですが、そちらは時間がかかる為、先行してできる事はやってしまうようです。その辺のスケジュールとコントロールも、無印側にかなりご協力頂きました。農地から宅地への地目変更に際し、宅地にするには「黒い土地」ではイケないそうです。その為「山砂」や「粘土層」などの「黒以外の土」を搬入しなければなりませんでした。これも結構費用がかかります。その後も色々と手続きがあるのですが、「山砂」を敷いた後はひとまず事務手続きを進められるので、先行して「地盤調査」を行いました。

地盤調査はなぜ行うんだろう?
そもそも地盤調査ってなんで行うんだろうと思いましたが、簡単に言うと軟弱な土地じゃないか調べて、弱い土地の場合は補強工事をする為のようです。昔からの言伝えや、周りの住人の方々からの伝聞も大事ですが、データに裏付けされたほうがより正確です。無印良品の家を建てる際には、こちらの地盤調査は必ず行っているようです。特に我々の予定地は元々農地なので、表面上の地盤はけっこう弱そう・・・ この辺りは割と強い地盤とは聞いていますが、調査しないで自宅を建てた後に傾いたりしたら修復に多大な費用がかかる事は容易に予想できます。もし、ギリギリ大丈夫な土地だという評価になったとしたら、地盤改良工事は安心料としてもやっておいたほうが良いと判断しました。
スウェーデン式サウンディング試験
住宅建設において、程んどケースで利用されているという「スウェーデン式サウンディング試験」を行いました。住宅予定地の設置図に合わせて5箇所の計測になるよう。人手ではなく機械での測定になる為、人員の経験値などによるデータの差が出にくく、安定した結果と検証が可能なようです。
- 先端にスクリューの付いた長い鉄の棒(ロッド)を測定する地面に突き刺す
- 細長いロッドにおもりを4段階で付けていく(25キロ、50キロ、75キロ、100キロ)
- 細長いロッドがおもりを付けても沈まないか調べる
- 100キロのオモリをつけても沈まなければ、さらにロッドを回転させて強制的に貫入させ25cm貫入させるのにハンドルを何回転させたかを調べる
つまり、100キロのオモリを付けても沈まない地盤。更にロッドの回転数が多いほど固くて良い地盤という事のようです。(スクリューポイントが硬い層に達し、貫入量5cm当たりの半回転数が50回以上となる場合、ロッドの回転時の反発力が著しく大きくなる場合、又は大きな石などに当たりその上で空転する場合は測定を終了する。)
我々は遠隔地にいる為、現場の立会は出来ませんでしたが、実家の隣なのでジジババがずーっと見ていたようです。かなり深い位置まで差し込んでいたというお話だったので、ここはそんなに強い土地ではないのだと思いました。やはり言伝えなどは鵜呑みに出来ません(笑
その後1週間ほどで報告書としてデータが出てきましたので、記載しておきます。
報告書データの見方で気をつけること
良し悪し判断の基準値はあるけど、あくまでも目安
結果は見てもよくわかりませんでした!
N値というものが重要だそうで、粘土質の土質であればN値は4~8以上で中程度の地盤となり、砂層であればN値が10~30以上で中程度地盤と言われるようです。こちらの数値はサイトに寄って説明がバラバラ。また中程度でも安心が出来るわけではなさそう。あくまでも目安のようでした。
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| 規定機関・出典等 | 上部構造物 基礎形式等 |
良質な支持層の目安 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|
| 粘性土 | 砂質土 | |||
| 東北地方建設局・ 設計マニュアル |
橋梁・直接 | N≧20 | N≧30 (岩盤、砂礫層も同様) |
層厚は5m以上にて下位に軟弱層がない場合 |
| 橋梁・杭 | 20≦N≦30 (堅固な層はN>30) |
30≦N≦50 (堅固層はN>50) |
層厚は5m以上にて下位に軟弱層がない場合 | |
| 日本道路協会・ 道路橋示方書・4) |
橋梁・直接ケーソン等 | N≧20 (qu≧0.4 N/mm2) |
N≧30 (砂礫層も概ね同様) |
良質な支持層と考えられても、層厚が薄い場合や、その下に軟弱な層や圧密層がある場合はその影響の検討必要 |
| 日本道路協会・ 道路土工-擁壁工指針 道路土工-カルバート工指針 |
擁壁・カルバート等 | N≧10~15 (qu≧100~ 200kN/m2) |
N≧20 | 良質な支持層と考えられても、層厚が薄い場合や、その下に軟弱な層や圧密層がある場合はその影響の検討必要 |
| 日本道路公団・ 設計要領第二集 |
橋梁・直接および杭 | N≧20 (直接基礎の場合は地表面下5m以内) |
N≧30(直接基礎の場合は地表面下5m以内) | 良質な支持層と考えられても、層厚が薄い場合や、その下に軟弱な層や圧密層がある場合はその影響の検討必要 |
※ (東北地質調査業協会-地質調査Q5より)http://www.tohoku-geo.ne.jp/technical/qa/05/index.html
※ 青森県の地質調査結果はこちら http://www.tohoku-geo.ne.jp/information/daichi/img/50a/52.pdf
グラフで見るとわかりやすい!(目安だけど
簡単に見る方法はグラフのようです! 基準で引いた線よりグラフの伸びが左側なら弱い地盤ゾーン。基準線より左側に伸びていると強い地盤ゾーンという事だそう。これが一番わかり易いですね。だたこちらの測定方法はあくまでも簡易測定になりますので、周りの土地などを考慮し総合的に判断するのが良いようです。

自分の予定地の土地履歴や、災害に対する状況
地盤調査の他に、自分たちで出来る簡単な確認方法もあります。以前も記載したのですが、Web上に土地の履歴や過去の航空写真を公開している機関があります。地盤調査を依頼する会社によってはこういった土地の履歴も加味して総合的に判断してくれる所もあるそう。
自分の予定地の土地がどういった履歴を持っているか、災害に対する状況はどういった情報があるのかは、地盤サポートマップが便利です!
Web URL: https://supportmap.jp/
建設予定地の住所を入れるだけで、履歴や洪水、地震、土砂災害などの危険度を確認できます。地盤サポートマップのアプリもあるそうですので、気になる方はぜひ利用してみてください。色々と面白いです!
アプリ URL:https://www.j-shield.co.jp/supportmap-app/index.htm
ドキドキの地盤調査結果
結果として、「地盤改良工事」は「必要」となりました! アンギャアアアア
しかし当初予定していた60本のパイルから、31本に減り、改良工事費用も結構下がりました。見積りも85万円から-19万円の66万円となりました。5箇所すべてで 4m 付近で結構強い地盤があったようですが、これが連続しないとイケないんですかね?
4mの所までのパイルを打ち込む工事で済めばもっと安かったのかもしれませんが、本格的に強い地盤は 6m 〜 7m の所にあったようです。3m 以上からは そこそこ強い地盤で 6m 付近にもより強い地盤と2段構えっぽいので、地震も増えている昨今、地盤改良工事はやっておいたほうが安心だと思い込む事にしました・・・!
改良工事が不要なほうが、予算的にはより幸せでしたがこれは仕方がありません。やるからにはしっかりと対策をして頂いて、基礎工事につなげたいと思います。
アウアウアー












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