インテリアの考え方について、何度か質問を受ける事がありましたので、我々なりに家づくりの時に重視した考え方などを記載しておこうと思います。
我々は、インテリアや関連するデザインに関しては完全なる素人です。田舎育ちで成人してからは20年ほど都心住まいだったのですが、特にそれらの事に強い興味があったわけではなく、家づくりを始めてから少しづつ自分たちのフィーリングにあうインテリア・デザインについての情報を集め始め、住宅という形にしました。
特別センスがあったわけではなく、とにかくブレない考え方と統一感だけは最後まで守るようにした気がします。
情報ソースでよく利用したのは、「pinterest」と「instagram」です。特にpinterestがオススメ。
住宅すべての色調・素材に関連付けを持たせる
住宅は色々なパーツの集合体です。床材や、壁材、天井や照明器具。配置する家具や、窓から見える景色などもパーツの一つと考えました。「窓の家」ですしね。
我々の無印良品の家は、ほとんどが標準仕様のままです。色(素材)を3色以上入れる事は極力避けて、「ホワイト・オーク・ブラック(同系グレー)」のみで構成するように心掛けました。
3色以上にすると、すこしずつバランスが崩れがちになる為、そのルールに大きくハズレないようにします。色の要素がすくないので、部屋全体に目がいき、バランスがある程度保たれたインテリアデザインになります。
逆に、色味が少な過ぎる為、あまりにも寂しいインテリアで、温かみが薄れると感じる方も多数おられるという事も事実。
この辺りの受け取り方。考え方は家族それぞれの生活スタイルや、環境などに大きく左右されると思いますので、あくまでも参考程度にしてくださいね☺
我々の場合は、
壁・天井のホワイトをキャンパスとして、オーク色は床材と家具をオークの素材で関連付けて色と素材を統一。ブラックはアイアン(金属類)で統一。ソファなどのファブリックはブラック同系のグレーに統一。
としました。
この3色の要素から外れるものは、「植物」のみに絞ります。そうする事で、植物がキレイに浮き上がるのと、ワンポイントの差し色として、印象深いインテリアになると考えます。また、その他の外れ方としては、「差し色」のワンポイントや、季節のテーマカラーなんかにも利用したりするようにします。
夏は「緑」や「青」を入れ、冬は「ベージュ」などを入れたりして、季節にフォーカスを当てる考えも。特に難しく考える必要はなく、ベースの3色に、自分が好きな色を入れるだけ。ベースさえ決まれば、勝手に差し色が際立ってくれます。
ドアは長方形、窓は正方形で統一する
住宅の外観と内装ともに長方形と正方形で揃えるようにしました。
具体的には、ドアはすべて天井まで使う「長方形」とし、窓は真四角な「正方形」としました。
これも色と素材の関連性を持たせるのと同じなのですが、幸い「無印良品の家」は標準でそれらすべてが詰め込まれています。特に気に入ってるのはフルハイトのドア。床材に切れ目が出来ない為、陸続きになり空間が一気に広がります。
それは天井にも言える為、天井・床の統一と、空間の突き抜けに繋がり、天井が低い無印良品の家でも、それなりの開放感が出ます。ドアがない出入り口も、すべてフルハイトでくり抜きしてもらい、室内窓も正方形にしてもらいました。
スイッチも極力シンプルに。というか我々にとっては、標準のスイッチがすでに完成されたデザイン。白・長方形・ON/OFFのみ。換気扇も白・正方形・ON/OFFのみ。
窓の配置、スイッチの配置は「フィボナッチスパイラル」に近づけると、よりベターですね。我々の場合は、住宅の正面だけは、なるべくスパイラルに近づけました。
その他、家の中を端から端までを直線的に使うようにして、なるべく中途半端な空間を減らし、直線の切れ目をなくすようにしました。
例として、一番仕様が最後まで変わりまくった、脱衣所です。ここの洗面台は、いかに両端の壁とくっつけるか。また長方形の法則に乗せるかを話し合っていた気がします。
結局、こういった要素が多い空間は、どうしても統一が崩れがちなってしまうんですけどね。(洗面台下の稼働棚は、本来はすべて壁内のニッチ収納予定だったが、構造的に不可だった。等)
無印良品の家って、よく考えられているんですね。好き嫌いは大いにあると思いますが、施主側に与えられる選択肢は最小限ですが、配置するだけでそれなりのデザイン性を持つって、結構凄い事なんじゃないかなと思います。
生活感の出る家電は消すか全体統一の一部に組み込む
最も目立つものは TV・冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器のあたり。これらの家電は大きさや形もマチマチで、住宅の統一ルールにはめ込む事が難しいので、隠すか無くしてしまうようにしました。
もちろん、要素の統一が出来るものはそのまま表に出して利用しています。我々の空気清浄機はブラック(同系グレー)の金属製なので、リビングに置いています。
TVなんかは、電源を消すとブラックの色味ですが、我々にとって配置が難しいのと、無印良品の家の方にお聞きした、TVの配置で他の家具の配置が決まってしまう事。そもそもTVを見る事が少ない事などもあり、TVは設置しませんでした。
引き算の美学
住宅のインテリアやデザインなどの情報を集めていた時によく耳にした「引き算の美学」
よくわからないようなわかるような。
そんなイメージのふわふわしたワードでしたが、ハッキリと文章に起こされると、なるほどなと思いました。こういった考え方をより文章で伝えてくれたのは、「家に会いに。」の vol.17 「引き算の家」
Vol.17「引き算の家」
[blogcard url=https://house.muji.com/life/resident/ieni/vol17/vol17_05/]
なんでこんなにしっくり来るんだろう?と考えましたが、我々がずっと使ってる愛車は「マツダ」なんです。マツダ車も、ここ最近のデザインはすべて「引き算の美学」に則っているそうです。
特に引き算とか足し算とか意識するわけではなく、こういった必要最低限で自分たちにとって余計な要素を削ぎ落としたデザインにしっくり来ていたという訳ですね。多分!
マツダのデザインに関しては批判も多いですね。全車種同じ顔で面白みが無いじゃんとか。マツダの戦略からしたら、それが既に狙い通りらしいんですけどね。ひと目で「マツダ」だと分かるから。
無印良品の家もそんな話を聞きます。倉庫じゃんとか、病院じゃんとか。捉え方ってほんと人それぞれですよね〜
マツダ公式:
[blogcard url=https://www2.mazda.com/ja/next-generation/design/]
好きなものをどんどん足し算で足してスキな住宅に仕上げるのではなく、引き算でこれは本当に必要かどうか?を十分に考えた上で、ルールに則って物や要素を配置しました。
壁紙を各部屋ごとに変えてしまうなどだと、家具に合わなくなり、要素が増えて関連性や統一感を持たせるのがすごく難しくなってきます。プロであれば、より華やかにうまくまとめられるかもしれませんが、我々にはちょっと難しかったです。
余白を残したほうが、美しく飽きにくい。と思います。
まとめ
住宅インテリアの素材・色調に関連性を持たせ統一する
住宅の素材や色味は、それぞれ関連性をもたせて、3色以内に収めるようにしました。例えば床材・家具はオークで色と素材を関連付けたり、ペンダントライトやコーヒーメーカー、コンロ土台やライトスタンドなんかは金属製のブラックで統一しています。3色にまとめる事で人間が一度に判断出来る色味の要素を減らして、視界が空間全体に広がるようにしています。
3色から外れるものは、基本差し色として、植物か、季節にフォーカスした色味とする事で、それらを浮き上がらせる事ができると考えます。
住宅の基本要素は長方形と正方形で統一する
住宅の基本である、ドアや窓は、長方形や正方形などの一定の形で統一しました。
ドアや出入り口はフルハイトの長方形で、天井から床まですべて直線でつなげる事で、天井続きや陸続きになる為、空間が一気に広がります。
壁や天井がホワイトで統一されているので、窓を正方形にする事で、絵画のように外の景色をくり抜いて目立たせる事が出来ます。
これらは、もともと全て窓の家の基本的な考え方である為、我々の方で特にいじったり指定する事はありませんでした。
気をつけるのは、壁から壁までなどフルで使う事で、余計な凹凸や、直線の切れ目をなくしてシンプルな印象を持たせる事。
引き算の美学ベースで判断する。
欲しい物をどんどん足していって、予算を増やしていくのではなく、それは本当に必要なのかどうかを考え、なくてもいいけどあれば便利かも?程度であれば潔く捨てます。
必要な要素のみを選択する事で、余白を残す事にも繋がり、結果シンプルなインテリアに繋がると考えます。お金も節約出来ますしね。捨てた要素で削った予算は、他の要素に回してより良いものに当てる。という事もしました。



















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