2026年7月11日(金)。いつも通り自宅でオンライン会議をしていた午前中、突然すべてが消えました。
モニター、エアコン、サーキュレーター。一瞬で全部。完全なブラックアウトです。
原因はすぐ近くにある製材工場の大規模火災
後から分かったことですが、すぐ近くの製材工場で大規模な火災が発生。9棟が全焼し、24時間経っても鎮火に至らないほどの規模でした。この火災の影響で、周辺地域に停電が発生。我が家もその範囲に入っていました。
停電時間は約3〜4時間。真夏の昼間にエアコンが止まるのもきつかったですが、何より困ったのは「会議中だった」ということ。
最小限の備え:ネット回線の即時復旧
ここで功を奏したのが、事前にやっておいた小さな工夫です。
ウチではGE-PON(光回線終端装置)、ルーター、スイッチングハブをすべて同じコンセントに集約しています。これにより、停電時にはそのコンセントの接続先を「壁のコンセント」から「モバイル電源(ポータブルバッテリー)」に差し替えるだけで、ネット回線が復旧する仕組みにしていました。NTT基地局は停電せずに生きている事が多く、GE-PONさえ復活すればネットが使える事が多いんです。
停電発生から数分でネット環境は復帰。ノートPCのバッテリーと合わせて、会議にはスマホから一時的に復帰しつつ、自宅環境を立て直すことができました。そんなときにまで仕事するかと言われると普段ならそうではないのですが、今日に限って外せない会議・・・
モバイル電源の限界:2時間持たなかった
ただし、モバイル電源の容量には限りがあります。GE-PON+ルーター+ハブの消費電力は大したことないのですが、この日はノートPCの充電や扇風機なども繋いでしまい、2時間弱でバッテリー残量が危険域に。
停電の終わりが見えない中、次の手段に切り替えることにしました。
エンジン発電機を投入:結果オーライ
ガレージに眠っていたKOSHINのインバーター発電機(GV-29I相当、2.9kVA)を引っ張り出しました。
正直なところ、「エンジンの発電機はPCに良くない」という話をどこかで聞いていたので、繋ぐ時は少し緊張しました。
ただ、後から調べてみるとKOSHINのGVシリーズはインバーター式で正弦波出力。商用電源と同等のきれいな波形を出してくれるので、PC等の精密機器にも安全に使えるタイプでした。結果オーライ。
普段から備えている道具の仕様は、ちゃんと把握しておくべきだと痛感しました。
教訓:停電対策のレイヤー分け
今回の経験で学んだのは、停電対策は「レイヤー」で考えるべきだということ。
- 第1レイヤー(〜30分):ネットワーク機器の電源集約+モバイル電源への即時切替。これだけで短時間の停電は乗り切れる
- 第2レイヤー(〜2時間):ポータブル電源で最低限の機器を維持。容量の見極めが重要
- 第3レイヤー(2時間〜):インバーター発電機で本格的に電力供給。正弦波出力のものを選ぶこと
在宅ワーカーにとって停電は死活問題。「壁のコンセントから電気が来る」ことを当たり前と思わず、備えておくことの大切さを実感した1日でした。
そして何より、自分の持っている機材の仕様を把握しておくこと。これが一番の備えかもしれません。
ソーラーパネルを積んでおらず、あとからつけるのもなぁと思っているかた。モバイル電源やインバーター発電機って結構便利です。